福満しげゆき「僕の小規模な失敗」青林工藝舎オビ文読みます。

「"このままじゃダメになる…すべてがダメになる大いなる予感!" 恋愛ゲームに参加できず、学歴コースからも脱落し、現状打破をねらった漫画コンクールでは相手にされない、そんなマンガ家志望の主人公の将来は一体どうなる? これぞアックス版まんが道。」

1ページに10コマ以上あるのがザラ、しかも1コマに3つも4つもフキダシ。それでひたすらモテない陰湿なまんが道を展開され、肝心の漫画はウケず、工場をクビになり、同級生たちは結婚したり「あ…涙でちゃった」の連続。唖然とするほどの凡人、ヤンキーを見ても、彼らの方が幸せであり確実にモテているという現実を必要以上に感じてしまう主人公がただひたすらカイジ並みに「うっ…」「つらい…」「怖い…」を大げさな話で無く1ページに1回は発する真の暗さは(決して)アックス系でない(ありえない)僕(香山哲)ですら感染される強烈さ。

はあ、みんなに紹介したらようやくふさいでた気分がましになってきました。あと、僕、ここまでひどくないしね!大丈夫!大丈夫!!
(もしかしてカフェとか普段から行く人たちはハロウィンパーティとかするのかな…今日日曜だしな…出掛けてもすること無くて帰っちゃうんだよな…よく解るよ…こんなの書いてないで漫画描こう…)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883791955/250-3814458-7762660

(2005.10.23/香山哲)