今では勝者が日本の思い出として土をアメリカに持って行くのである。
『おそうじロボット』と同じく、シネ神との10分漫画勝負で描かれた作品。日本とアメリカの貿易摩擦から、野球選手の輸出まで制限されて…といった内容。
10分間という時間制限はやはり厳しく、ユニフォームの描き込みやピッチングシーンの絵は甘いものの、いつも通りの「香山節」が聞けるので、10分でこれができるなら、1時間で六本。ガンガン描いて欲しいとも思う。出場高校の名前が「天魔高校」。ここにもビックリマンの影響、というか、ビックリマンが出てる。基本的に哲先生、迷うヒマがあったらビックリマンなのだ。
天魔高校ピッチャー・スザカくんの顔が無表情なのがなんか腹立つ。勝った上に砂まで持っていくのだが、「日本の思い出」として持ち帰るというわりにはどうでもよさそう、単純作業、とりあえずやってる感じだ。つまんなさそう。でも、来年からのピッチャーの輸出制限と聞くと、彼の無表情もわかる気がしてくる。
←問題の4コマ目。スザカくんのコントロールは日本国内、海外アメリカ、向かうところ敵ナシ? 「ストラーイク(?)」「136km/h(?)」と、なぜかクエスチョンマークがついている。語尾をあげて読めってこと? よくわからない。
審判が月の仮面を装着しているのを決して見逃すな!
手のポーズもまんま「ターゲット!」と発音したときのシネ神だ。未来社会ではシネ神教はここまで普及してるのだ。 |
スピードと正確さとカリスマ性と競うというわりに、スザカの投げる球は136キロ/時。今時、もっと速く投げられるヤツがいてもおかしくない。ましてや未来の甲子園ならもうちょいレベルアップしてるだろ。このことから、スザカくんはスピード以外の要素で選ばれた可能性が高い。カリスマ性を問題にすると、どうも愛想がない感じだし、4コマ目の絵から、コントロールが抜群だという結論にいたったんだけど、キミはどう?
『シネ神と甲子園』も同時収録してみます。とにかく思いっきり。それがシネ神。つーか、シネ神は野球やったことがあんのか!?
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