プロローグ(その8)

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以上の様なやり取りの結果、中道シーゲルはメフィストフェレスとの契約を結んだ事になった。
人というのは合理的なもので、その後、いなくなった中道シーゲルを気にかける者は無かった。
かの契約に関して、これ以上特筆すべき事は無いように思える。唯一つ、事の顛末を想像した
者として書いておく事があるとすれば、我々の人生にこのようなことが起こる可能性はゼロで
あるという事である。我々は更に悩まなくてはならない。そして我々は、悩む事を忘れなくては
ならない。それが現実であり、そうでないのが空想である。


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プロローグ おわり
(「漫画少年ドグマ」1号、2号に掲載)




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