★お知らせ…ドグマ出版は、2011年7月3日に株式会社化する予定でしたが、話し合いの結果、いったん考え直すことにしました。 <以下、香山哲の思ってること> 3月の大きな地震のあと、僕が誠実とは思えないような政府、平気で買い占めをする人、「自分たちも同じ状況に置かれたら」と考えずに安易にそれを馬鹿にする被害にあわなかった人、投票やデモの意義をよくわかっていない多数の人、自分の人生の自分の時間を社会や環境のために使うという概念を持っていない大量の人、そういうことを出来ないと一言で済ませる人、 とにかくそういうの全て、日本に対して失望する事が多かった。僕がやろうとしている会社の活動は小さい物だけれど、それでも法人活動に伴う税金の負担は今の僕にとっては小さくない。また額とは無関係に、信頼できない/気に入らない政府にそこまで付き合う必要はないという考えに至った。以下、さらに個人的な話。 今まで漫画を描いたりゲームを作ったりする中で、日本でやっていくことは当然の前提だったし、ドグマ出版の会社化もその前提があった上で実行しようとしていた「僕が面白いと思えること」だった。国外に拠点を移す場合、言葉は覚えればいいだけだし、少ないが資金も会社化のために用意した物がある。日本嫌いが頂点に達した今、特に大きなこだわりもなくずっと採用していた「日本でやっていくという前提」を一度しっかり考え直そうと思った。 考えた結果、日本で主流の漫画やゲームと自分が作っているものとの距離、多くの一般の人のリテラシーや考え方、そういう生活する上で重要なことにもかかわらず僕が10年以上「自分とは合わない」と思ってきたものと別れるチャンスだと思い、歳をとる前に色んな環境との相性を探ってみることにした。 どこかにすごくいい国があるかもしれないし、どこも同じようなもんかもしれない。ただ見聞きしたり交流したりする限り、日本よりずっと僕が気に入りそうな国は多い。ここに生まれたからという理由だけで日本にとどまって頑張るとか我慢するとか、そういう世界で暮らすより、死に物狂いで自分の生きる土地を探す方が、僕は幸せを感じると思ったので、そうする。 すすんで自国にツバを吐いて「出てってやる」と勝手に言ってる(しかも言ってるだけ)状態なので、はみだし者が、はみだしてるだけ。この文章もただ説明しているだけで、特に誰に何か言いたいとか、まったくありません。とにかくこういう事を考えていて、会社化は今は保留。外国で暮らせるようになって、お金が余って暇だったら作るかもしれない。 普通のことだけど、全ての日本人が嫌いなわけではないので、僕がこういう考えを持っていると知ったうえでドグマ出版から本を出したい人の本は、これからも出していくつもりです。今までどおり、はみだし者の漫画を載せて、はみだし者が買うだけだろうけど。 <以上> 現在ドグマ出版の出版物は全て書店「模索舎」のインターネット通販で入手する事が出来ます。今後ドグマ出版が独自に印刷物通販を行うことはありませんので、こちらで購入していただければと思います。 |
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